さよなら日本

海でビール 君は震えている
僕らの息子は波に怯えている
2001年の冬休み
我々は海へ溶けていく

最後のビール 味が分からない
息子は貝殻拾いに熱中
2001年の冬休み
潮騒が君の声を消し

「何?」って言う僕は軽くなった缶を砂浜に刺して
「なんでもない」って言う君を見つめ
「そう」って答え 足で缶をつぶし
走り回る息子を見る

何てことなんだ 僕らの運命は

ビールでほろ酔い 僕は口笛を吹く
君は息子を呼び寄せ頭をなでる
2001年の冬休み
我々は海に溶けていく
2001年の冬休み
我々の海が消えていく